産後の生活に寄り添う、 上質な癒し、上質な手入れ。
Main bedroom
3階VIPメインベッドルーム、+αの豊かさを表現した。
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VIProom
同VIPルームリビング。ゆったりと寛げるよう大きな開口を設ける。
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中国天津の産後ケア施設、母子に寄り添う日本の設計。
きっかけは1本の電話から。「新たな試みとして、中国で産後ケア施設を開設したい。」施設事業を運営する会社様から連絡があったのは、2015年4月のこと。
出産を終えた女性をケアする、おおよそ1ヶ月程度の滞在を想定した施設でした。ストレスなく、リラックスした「癒し」の時間をステイする母子に提供することをゴールに上品で細部までこだわった施設の計画はスタートしました。
“Made in Japan”が世界中に知れ渡るようになったのは1960年代以降。高度経済成長期製造業の躍進からのことです。近年では海外で “Japan Quality”がステータスとされ、多くの国や地域で認められるものとなっています。
「数」だけではない、「質」にこだわる。設計やデザインも同様です。海外の施設設計にも取組み、日本式の「安心・安全」「高品質」にこだわります。
Existing building
現地既存建物写真。閑静な別荘地に立地。
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Facade
ファサードイメージ。人と自然が調和する「和モダン」を作り上げた。
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Babyroom
2階ベビールーム。共用通路から様子がわかるよう窓を設けクリアな空間とした。
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現地へ赴く生きた声のヒアリング。 「欲しかった」を、叶えた会話。
お客様にとっても初めての業態であったことから、一般的産後ケア施設が持つ「あたりまえ」はもちろん、「欲しかった」を叶える為、情報収集と分析を繰り返し、国内や韓国などの同業態を参考にしながら度重なる検証をしました。
天津へは代表自ら2度行っています。現地の事業会社様と打合せを行うことで現場の生の声が反映された設計を追求。着工中には、進捗確認の他、現地の使用素材にこだわりを持ち、現場で実物を見て選定を行いました。
「いやぁ、任せちゃったね。」OPENを迎えお客様より頂いた言葉です。
お客様にとっての初めての施設、そのような案件をお任せ頂けた理由はデザインや企画力ではなく、現地、そして国内での細やかな会話だったそうです。